ご紹介でお会いすることが出来ましたN様、お伺いすると奥様の手によって作られたお庭が広がっておりました。手を入れる必要もないのでは?と思いましたが、奥様によるときちんと整理し土台を作り直し、バラを始めたいとのことでした。余談になってしまいますが、確かにご自身でお庭をつくられる際方で設計図を作成される方はほとんどおらず、お店で気に入ったブロックや植物をそのときそのときで足して作っていかれる方が多いです。その積み重ねで気付くと「あれ?」といったことがしばしば。N様の場合はこれから違った庭造りをご希望されていたので少しニュアンスが違いますが、ご自身で庭をつくっていかれる際は最初が肝心です。
さてN様のお庭ですが、中央に曲線を描いて伸びた園路、こちら何で出来ていると思いますか?実はもともと敷かれていた普通のコンクリート平板を縦にして埋め込んだのです。我ながら画期的なアイディアだと思うのですが、職人さんには苦労させてしまいました・・・。平板だけだと素っ気ないので、渋みのレンガを間にはめ込みアクセントにしています。その園路を中心に既存の植栽を振分け、新たに予定されているバラ等の位置も確保しました。これから草花を植えるにも場所を迷うことなく、植栽の設計を頭の中で組み立てながら庭造りが出来るかと思います。彫刻家の奥様なので、センスの高い庭になること間違いないです。奥様はハーブやバラの香りが制作活動の癒しになると仰っていました。自然の力が奥様の力の糧となり、今後の制作活動により良い影響を与えてくれると思います。素敵な作品をたくさん生んでください。どうもありがとうございました。
Design kosaka